「マップ」はApple Watch標準の地図＆ナビゲーションアプリです。
たんなる地図の表示に留まらず、iPhone版「マップ」と遜色ないぐらいの機能を備えています。以下、Apple Watch版「マップ」でできることを挙げてみましょう。
- 現在地を表示する
- 任意の場所にピンを差せる
- ランドマークやお店の詳細を確認できる
- ランドマークやお店に直接通話が可能
- 音声入力で近くのランドマークやお店を探す
- iPhoneの「よく使う項目」の情報を参照できる
- iPhoneの「連絡先」の情報を参照できる
- 今見ている地図をHandoffでiPhoneに引き継げる
- 目的地までの経路をナビゲーションする
読み込みが遅いのは難ですが、実に多くのことができ、iPhoneを取り出す必要がないほどです。というわけで、ここではApple Watch版「マップ」を利用して、現在地から目的地までの経路をナビゲーションしてもらう方法を紹介します。
なお、Siriを利用して経路をナビしてもらうほうが簡単ですが、手首に向かって話しかけるのに抵抗のある方はここで紹介する方法をご利用ください。
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目的地を検索する
Apple Watchで目的地を検索するには、いくつかの方法があります。ランドマークや有名なお店なら、「マップ」アプリに情報が登録されているため、地図を見ながら探すのも容易です。しかし、友人の家や初めて行く企業などが登録されているとは限りません。ここではまず、Apple Watchで目的地を検索する方法を紹介します。
まず、現在地を特定する
ホーム画面で「マップ」アプリをタップすると、自動的に現在地の地図が表示されます。この状態で、現在地から目的地を探しましょう。
近くのランドマークやお店を探す場合
目的地が「マップ」アプリに登録されているランドマークや有名なお店であれば、「アイコン＋店名」で表示されるため、地図を操作しながら探すとラクです。デジタルクラウンを回して地図を拡大縮小、指でドラッグして移動しながら探してみましょう。現在地に戻るには左下の方向指示マークをタップすればOKです。
目的地を見つけたらアイコンをタップしましょう。
有名なお店は、電話番号が登録され通話を発信できます。同じ画面を下にスクロールすると、徒歩とクルマでの「経路」が時間とともに表示されます。
「マップ」アプリに登録のない場所を探す場合
上記のように有名店なら経路を探すのは簡単ですが、「マップ」アプリに登録のない場所を探す場合は、検索機能を利用した方がいいでしょう。
地図の画面を長押しすると、「検索」と「連絡先」が表示されます。
「検索」を利用する
「検索」を選択した場合は、「音声入力」「よく使う項目」「履歴」から検索できます。
たとえば音声入力なら、Apple Watchに向かって「新宿区高田馬場4-6-1」などと、ズバリ番地まで言えばOKです。うまく認識されたら「完了」をタップすると、現在地からの「経路」が表示されます。
「連絡先」を利用する
Apple WatchはiPhoneの「連絡先」アプリと同期されているため、目的地の住所が登録してあれば、そこから探すことが可能です。地図を強く押したあと「連絡先」をタップします。
連絡先のデータが表示され、ここから通話やメッセージを送信できます。さらに画面を下にスクロールすると、地図と現在地からの「経路」が表示されます。
目的地までの経路をナビしてもらう
上記いずれかの方法で、現在地から目的地までの「経路」を見つけたら、さっそくナビしてもらいましょう。
1．移動手段タップしてナビスタート
「経路」の欄に表示された移動手段（徒歩とクルマ）を選択し、「出発」をタップします。
2．手首を見ながら移動する
「マップ」の画面を左右にスワイプすると、ナビと地図を切り替えられます。
同じ情報はiPhoneにも同期されてロック画面に表示されます。Apple Watchが見づらい場合は、iPhoneの画面を見るのも手です。
3．曲がり角では手首を叩いてお知らせ
曲がり角に差しかかると、Apple Watchが手首を叩いて知らせます。現実の場面とかなりシンクロしているので、慣れればさっと手首の上で確認して正確なルートを辿れるでしょう。
ちなみに、曲がり角の合図があったとき、iPhoneの画面を見ると、同じようにシンクロされていました。
4．到着すると手首を叩いてお知らせ
目的地に着いても、手首を叩いて知らせてくれます。もうどの画面を見る必要もないでしょう。目的地は目の前にあるのですから。
iPhoneの「マップ」アプリが出た当初、さんざん間違いを指摘されて「Googleマップ」の良さがアピールされましたが、年々進化してきたのは事実です。ここにきて、Apple WatchによってさらにApple公式「マップ」の実用度が高まったように感じます。
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