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Handoff(ハンドオフ)とは、iPhone・iPad・Mac、そしてApple WatchといったApple製品同士で、「やりかけの作業」を簡単に引き継げる機能です。

たとえば、電話をApple Watchで受けたとき、「話が長くなりそうだからiPhoneに切り替えたい」といった場合に、Handoffをオンにしていれば簡単にiPhoneに通話を引き継ぐことができます。また、「Apple Watchで見ている地図を、iPhoneの大きな画面で見たい」といったときにも便利です。

Handoffはいわば、デバイス同士でアプリのデータをバトンタッチできる機能です。画面の小さなApple Watchではやりにくい作業も、この機能を使えばスムーズに進められます。

対応しているApple Watchアプリ&機能は、「電話」「メール」「メッセージ」「マップ」「リマインダー」「カレンダー」そして「Siri」です。一部のサードパーティ製アプリもHandoffに対応しています。

参考:iPhone・iPad・Mac間でHandoffを使う

最初に公開した記事で、「iCloudへのサインインは必須」と書きましたが、実際には必須ではありません。ただし、iCloudへサインインしていたほうが、HandoffによるiPhoneとのやり取りが「改善される」と「Apple Watch」アプリの説明にあるため、サインインしているに越したことはありません(2015年5月4日更新)。

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Apple WatchでHandoffできるように設定する

設定はすべてiPhoneで行います。
 

1.iPhoneのHandoffをオンにする

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iPhoneの「設定」で、「一般」→「Handoffと候補のApp」と進み、「Handoff」をオンにします。

2.Apple WatchのHandoffをオンにする

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iPhoneの「Apple Watch」アプリで「一般」を開き、「Handoffを有効にする」をオンにします。これで設定は完了です。

Apple Watchの作業をiPhoneに引き継ぐ

ここでは例として、Apple Watchで閲覧している「マップ」をiPhoneに引き継ぐ方法を紹介します。引き継ぎ方法は他のアプリでも同じ要領で行えます。

ロック画面から引き継ぐ

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Apple Watchの「マップ」で地図を見ているとき、iPhoneのロック画面左下に「マップ」アプリのアイコンが表示されます。アイコンを上方向にスワイプしましょう。

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iPhoneのロックが解除されると同時に、Apple Watchで見ていたのとまったく同じ地図が表示されます。

Appスイッチャーからも引き継げる

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ホームボタンを2回連続で押すとAppスイッチャーの画面になりますが、左端までスワイプするとHandoff可能なアプリが表示されます。ここでアイコンをタップしても作業を引き継ぐことが可能です。

このように、Handoffを利用すれば、Apple Watchで開いているアプリの状態を引き継いだままiPhoneに移行できます。特に、Apple Watchで通話をしているとき、iPhoneにバトンタッチする機会はけっこうあると思います。

Apple Watchの「電話」アプリの使い方総まとめ

また、Apple Watch対応のサードパーティ製アプリにも、Handoffに対応しているものがかなりありますので、うまく使いこなしてみてください。
 

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