Apple Watchには10個のデザインの文字盤が用意されており、カラーを変更したりウィジェットのような機能(コンプリケーション)を最大12個追加したりして、好みにカスタマイズできます。
しかし、いったいどの文字盤がどんなカスタマイズが可能なのか、いまいちよくわかりません。カラーが変更できると思ったらできなかったり、株価を表示しようとしたら見つからなかったり、サイズが小さくて思ったような表示にならなかったりと、いろいろなケースがあると思います。そもそも「カスタマイズ不可能」な文字盤も存在するのです。
そこで、この記事では10個の文字盤を徹底的に調べあげ、それぞれ何がカスタマイズでき、どんな機能をどれだけの数追加できるのかについて、各文字盤の特徴とともにご紹介します。
関連1:文字盤を変更する
※2015年4月28日現在の情報です。文字盤のデザインや機能はソフトウェアアップデート等により変更になる可能性があります。
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機能を追加できるスロットについて
文字盤ごとに、機能(コンプリケーション)を表示できる場所とサイズが決まっています。また、追加可能な機能数は12個です。
この記事では便宜的に、機能を追加できる場所を「スロット」と表記し、それぞれ「小」「中」「大」「特大」と分類しました。各スロットの特徴は以下の通りです。この情報を参考に、記事をご覧ください。
この記事では便宜的に、機能を追加できる場所を「スロット」と表記し、それぞれ「小」「中」「大」「特大」と分類しました。各スロットの特徴は以下の通りです。この情報を参考に、記事をご覧ください。
各スロットのサイズと特徴
小:日付だけを表示する
中:簡略表示。多くの機能を追加可能。
大:詳細表示。多くの機能を追加可能。
特大:さらに詳細表示。多くの機能を追加可能。「モジュラー」のみ利用可能。
ユーティリティ
特徴
すべての機能を利用できる実用的な文字盤です。追加できるスロット数は4つ。小・中・大とバランスよく揃っているので、機能をうまく配置すれば、必要な情報を一目で確認できて便利です。文字盤の数字や秒針のカラーも変更でき、カスタマイズ性の高い文字盤です。
カスタマイズ
文字盤の数字の変更、秒針のカラー変更、機能の追加
追加できる機能
スロット数:4
機能数:12
日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、株価、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
スロットごとに追加できる機能
A(小):日付(曜日あり/なしの切り替え)
BC(中):日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
D(大):BCの機能のほか、株価を追加可能
モジュラー
特徴
シンプルに文字だけで情報を表示する文字盤です。非常に味気ないデザインですが、4つの中スロットにカレンダーを除く11個の機能を、特大スロットにバッテリーを除く11個の機能を追加できます。特大スロットが利用できるのはこれだけで、カレンダーは時間・イベント名・場所を詳細表示できて便利です。実用性のみに特化した文字盤といえます。
カスタマイズ
カラーの変更、機能の追加
追加できる機能
スロット数:5
機能数:12
日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、株価、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
スロットごとに追加できる機能
A〜D(中):日付、月の位相、日の出と日の入、天気、株価、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
E(特大):バッテリーは表示できないが、A〜Dに加えて詳細なカレンダーを表示可能。
シンプル
特徴
シンプルといいながらも、実際にはそうとう多機能な文字盤です。文字盤の数字やカラーをカスタマイズできるほか、小・中のスロットが最大5つ入り、株価を除くすべての機能を追加できます。デザインと実用性を兼ね備えた万能型の文字盤といえそうです。
カスタマイズ
ダイヤルと数字の変更、秒針のカラー変更、機能の追加
追加できる機能
スロット数:5
機能数:11
日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
スロットごとに追加できる機能
A(小):日付
B〜E(中):日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
モーション
特徴
蝶、花、クラゲの3つのアニメーションが楽しめる文字盤です。追加できる機能は日付の表示を切り替えられるのみ。つまり、表示されるアニメーションが好みかどうかで決まる文字盤といえます。今後のアップデートで選択できるアニメーションの数が増えることを望みます。なお、日付をタップすると「カレンダー」アプリが起動します。
カスタマイズ
文字盤のアニメーション変更、機能の追加
追加できる機能
スロット数:1
機能数:1
日付(曜日あり/なしの切り替えのみ)
スロットごとに追加できる機能
日付のみ
アストロノミー
特徴
カスタマイズ不可能な文字盤です。日付と時刻を表示するほかは、地球、月、太陽系の正確な位置を表示します。メインで表示する惑星は画面下のアイコンをタップすると切り替えられます。デジタルクラウンを回すと時間を戻したり、進めたりでき、地球や月の過去や未来の位置を確認できるのは面白いです。
カスタマイズ
なし
利用できる機能
現在・過去・未来の地球、月、太陽系を表示する
カラー
特徴
正方形の中サイズのスロットを4つ、小サイズを1つ配置できるシンプルな文字盤です。テーマカラーを変更すると、四隅の機能もその色に変わります。カレンダーと株価以外のすべての機能を表示できます。また、中央のスロットには4文字まで文字を表示できる「モノグラム」という機能が利用できます。
※「モノグラム」 はiPhoneの「Apple Watch」アプリで「時計」→「モノグラム」と進み、最大4文字まで登録しておけば表示されます。上のようにアップルマークを登録することも可能です。アップルロゴを使いたい方は、iPhoneからアクセスして「」コピーしてお使いください。
※「モノグラム」 はiPhoneの「Apple Watch」アプリで「時計」→「モノグラム」と進み、最大4文字まで登録しておけば表示されます。上のようにアップルマークを登録することも可能です。アップルロゴを使いたい方は、iPhoneからアクセスして「」コピーしてお使いください。
カスタマイズ
カラーの変更、機能の追加
追加できる機能
スロット数:5
機能数:11
日付、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計、モノグラム
スロットごとに追加できる機能
A(小):モノグラム
B〜E(中):日付、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
ソーラー
特徴
カスタマイズ不可能な文字盤です。日付と時刻のほかは、現在地と現在時の太陽の位置を表示するのが特徴。デジタルクラウンを回すと、太陽の位置を進めたり、戻したりして確認できます。
カスタマイズ
なし
利用できる機能
現在・過去・未来の太陽の位置を表示する
クロノグラフ
特徴
右上のスロットはストップウォッチが固定され変更できませんが、文字盤のダイヤルをカスタマイズした上で、そのデザインでストップウォッチを使えるのが最大の特徴です。それ以外は1つの小スロットには日付固定のほか、3つの中サイズのスロットに株価以外のすべての機能を追加できます。
カスタマイズ
タイムスケール、カラーの変更、機能の追加
追加できる機能
スロット数:4
機能数:11
日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、バッテリー、世界時計、ストップウォッチ(右上固定)
スロットごとに追加できる機能
A(小):日付
B〜D(中):日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、バッテリー、世界時計
ミッキー
特徴
ミッキーマウスの腕が時針と分針を指し示すデザインが特徴の文字盤です。デザインやカラーの変更はできませんが、中サイズの2つのスロットには株価以外のすべての機能を、大サイズのスロットにはすべての機能を追加できます。大サイズのスロットは情報を詳細表示するので便利。意外と実用的なので、ミッキー好きなら選択肢になりそうです。
カスタマイズ
機能の追加
追加できる機能
スロット数:3
機能数:12
日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、バッテリー、世界時計、ストップウォッチ
スロットごとに追加できる機能
A〜B(中):日付、カレンダー、月の位相、日の出と日の入、天気、アクティビティ、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、バッテリー、世界時計
C(大):A〜Bの機能のほか、株価を追加可能
特大
特徴
大きな数字で時刻を表示するだけの文字盤です。カスタマイズできるのはカラーの変更のみ。
カスタマイズ
カラーの変更
追加できる機能
なし
スロットごとに追加できる機能
なし
以上、10個の文字盤でどんなカスタマイズが可能なのかをご紹介しました。みなさんのカスタマイズの参考になれば幸いです。
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