同期設定を済ませた以後、iPhoneアルバム内の写真が自動的に転送されてくるので、お気に入りの写真を手首の上でいつでも確認できます。とはいえ、Apple Watch上で「何度も見たい」写真とはどのようなものがあるでしょうか?わざわざ、この小さな画面上で「いつでも見ていたい」写真とはどのようなものでしょう?
人によって様々でしょうが、小さい子供のいる家庭では、やはり子供の写真を見たい人が圧倒的に多いのではないでしょうか?また、遠くにいる両親にとっても、孫の写真を見ていたいと思うのではないでしょうか?
そうした意味では、LINEなどのSNSで済んでしまうのかもしれません。しかし、せっかくなので、ここではApple Watchの標準機能を利用して、「家族で子供の写真を共有し、それが自動的にApple Watchにプッシュされる」という方法をご紹介したいと思います。
設定方法は単純。iCloud写真共有でシェアしているアルバムをApple Watchに同期するだけです。「iCloud写真共有って何?」という方にも分かるように、順を追って説明しましょう。
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iCloud写真共有の設定と使い方
※既にiCloud写真共有を利用している人はこの手順はスキップしてください。
「iCloud写真共有」とは、家族や友人たちとグループを作り、iPhone内のアルバムをiCloudを介して共有できる機能です。グループの代表者(例えば自分)が、参加者(例えば妻)を招待するだけですぐに始められます。
利用を開始すると、アルバム内に写真を投稿しあったり、コメントや「いいね」を付けて共有できます。それがすべてiPhoneの「写真」アプリ上で行えるわけです。
iCloud写真共有で共有できるデータ量は「5000件の写真とビデオ」ですが、それによってiCloudの無料5GB分のストレージを消費することはありません。つまり、ほぼ無制限で写真を共有できます。ただし、投稿した写真はオリジナルではなく、小容量にリサイズされます。
というわけで、まずはiCloud写真共有の設定をしましょう。以下の設定を、アルバムを共有したい家族や友人のすべてのiPhoneで行います。
1.iCloud写真共有をオンにする
iPhoneの「設定」→「iCloud」を開き、サインインします。「写真」をタップして、「iCloud写真共有」をオンにします。
2.「写真」にアルバムを作成する
iPhoneの「写真」アプリを開き、下部の「共有」を開きます。「共有を開始」(または「+」)をタップして、家族や友人などと共有したいアルバムを新規作成します。
3.アルバムに参加者を招待する
「宛先」に招待したい人のメールアドレスや名前を入力し「作成」をタップします。これで参加者に連絡が届き、相手がOKすれば共有開始です。
4.共有アルバムに写真を投稿する
iPhoneの「写真」アプリ下部メニュー「共有」に、先ほど作成したアルバムが入っているので開きます。写真を投稿するには「+」をタップします。
カメラロールから投稿したい写真を選択し、「完了」をタップします。写真にコメントを付け、「投稿」をタップすればOKです。
投稿した写真は参加者に通知され、各人の共有アルバムに自動的に保存されます。
5.投稿した写真に「いいね!」やコメントを付ける
参加者は共有アルバムに写真を投稿できるほか、「いいね!」を押したり、コメントを追加できます。それらは各々の参加者に通知され、「いいね!」やコメントも共有されます。
以上、iCloud写真共有の基本的な使い方を紹介しました。
共有アルバムをApple Watchに同期する
というわけで本題です。
iCloud共有写真を利用すると、参加者から投稿された写真が、自動的にiPhoneの「写真」アプリ内にある共有アルバムに保存されていきます。このアルバムをApple Watchに同期すれば、新着写真が投稿されるたびに、自動的にApple Watchにも保存されていきます。
iCloud共有写真を利用すると、参加者から投稿された写真が、自動的にiPhoneの「写真」アプリ内にある共有アルバムに保存されていきます。このアルバムをApple Watchに同期すれば、新着写真が投稿されるたびに、自動的にApple Watchにも保存されていきます。
1.Apple Watchにアルバムを同期する
iPhoneの「Apple Watch」アプリを開き、「写真」→「同期されているアルバム」に、iCloudで共有しているアルバムを指定します。設定は以上です。
これでまず、現在共有アルバムに保存されている写真が同期されます。
2.新着写真がApple Watchに同期される
iCloud共有しているアルバムに参加中のメンバーが新しい写真を投稿すると、iPhoneまたはApple Watchに通知されます。
Apple Watchの「写真」アプリを開くと、先ほど投稿されたばかりの新着写真が自動的に表示されます。
参加者とのテーマが「子供」や「孫」といった共通のものであれば、余計な写真が入ってこないため、本当のお気に入りのアルバムが手首の上に「自動的に」できあがっていきます。これはこれで面白い使い方ではないでしょうか。
補足:Apple Watchへの通知をオフにする
新規投稿があるたびに、手首の上に通知が来るのは煩わしいという場合は、iPhoneの「Apple Watch」アプリで「写真」を開き、「カスタム」を選択して「通知を表示」をオフにします。これでiCloud共有写真の通知がiPhoneのみに限定されます。
以上、ちょっとした応用ワザの紹介でした。
iPhoneとApple Watchをどう使い分けるか、その一例ともいえそうですが、それまで使わなかった機能を新しいデバイスで試してみたら気に入った、ということもあるかもしれません。
子供や孫の写真に限らず、目的によってはいろいろと応用できそうな気がします。
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