もちろん、Apple Watchは電話ではありませんので、実際にはペアリング済みのiPhoneを通じてやり取りされます。従って、メッセージを送受信するためには、iPhoneが近くにある必要があります。
Apple Watchから送信したメッセージは、SMS/MMSやiMessageとして送信され、すぐにiPhoneと内容が同期されます。
簡単なメッセージのやり取りであれば、Apple Watchだけで済んでしまうため、わざわざiPhoneをカバンから取り出す手間も省けます。
というわけで、ここでは簡単に、Apple Watch版「メッセージ」アプリでできることを一通りご紹介します。
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メッセージの作成方法は3種類
Apple Watchにはキーボードがないため、メッセージの作成を簡単にするために、次の3つの手段が用意されています。
プリセット
Apple Watchに予め用意されているフレーズを送信します。デジタルクラウンを回してスクロールすると、バリエーションを選択できます。
プリセットのフレーズは、iPhoneの「Apple Watch」アプリで「メッセージ」→「デフォルトの返信」を開くと、自由に書き換えることができます。
絵文字
アニメーションの絵文字を送信できます。画面を左右にスワイプすると、顔、ハートマーク、指、絵文字を選択可能です。
また、デジタルクラウンを回してスクロールすると、絵文字のバリエーションを選択できます。
音声入力
Apple Watchに向かって話しかけた内容がそのまま入力されます。
音声入力の内容は、テキストメッセージまたはオーディオクリップのどちからを選んで送信できます。
※オーディオクリップとは録音した音声をメッセージに添付する機能です。クリップは容量節約のため、2分経過すると自動的に消去されます。
メッセージは色分けされる
送受信したメッセージは、SMS/MMSの場合はグリーンに、iMessageの場合はブルーで色分けがされます。これはiPhoneと同じです。
そのほか、長い文章をきちんと書きたい場合は、Handoffを利用することでiPhoneのキーボード入力から送信することも可能です。
また、Apple Watchユーザー同士だけで、絵や振動をやり取りできる「Digital Touch」という独自のメッセージも利用できます。身近にApple Watchユーザーがいれば、ぜひ送信してみましょう。
メッセージを返信する/新規作成する
iPhoneとペアリングすると、Apple Watchで新着メッセージを受信したり返信したりできます。また、メッセージの新規作成は、ペアリング済みのiPhoneから同期された連絡先のデータをそのまま利用可能です。
新着メッセージに返信する
新着メッセージが届くと、Apple Watchに通知されます。「返信」をタップして、「プリセット」「絵文字」「音声入力」から送信方法を選択しましょう。
既存のメッセージに返信する
Apple Watchのホーム画面で「メッセージ」アプリを起動すると、既にiPhoneでやり取りしていたメッセージが表示されます。
返信したい相手をタップしてチャットを開き、画面を一番下までスクロールさせて「返信」を選択します。あとは「プリセット」「絵文字」「音声入力」から返信方法を選択しましょう。
メッセージを新規作成する
ホーム画面から「メッセージ」アプリを起動し、受信メッセージ一覧の画面を強く押して、「新規メッセージ」をタップします。
「連絡先を追加」をタップして、送信相手を選択し、電話番号やメールアドレスを選択します。
※電話番号を選択するとSMS/MMSかiMessageになります。メールアドレスの場合、相手がiMessageに登録していれば、ブルーのメッセージを送信可能です。
あとは「メッセージを作成」をタップし、「プリセット」「絵文字」「音声入力」から送信方法を選択しましょう。
そのほかの機能
そのほか、Apple Watchの「メッセージ」アプリで使える機能を紹介します。
受信したメッセージから電話をかける
メッセージのチャットを開き、画面を強く押して「詳細」をタップ。
左下の電話アイコンをタップすると、そのまま通話を発信できます。
メッセージを削除する
メッセージリストを開き、左方向へスワイプして「削除」をタップします。
現在地を送信する
メッセージのチャットを開いているとき、画面を強く押すとメニューが表示されます。ここから「位置情報を送信」をタップすると、現在地のマップを送信します。
相手がiPhoneやApple Watchを使っていれば、「マップ」アプリで詳細を確認してもらえます。もし相手がApple Watchユーザーなら、ナビを利用できますので実用性もけっこうあります。
位置情報が送信されないときは?
上記の操作で、「位置情報共有が無効です」といった表示が出る場合は、iPhoneの「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」と進み、「自分の位置情報を共有」をオンにします。
さらに画面を下にスクロールして、「メッセージ」アプリに位置情報の利用を許可します。これで、位置情報を送信できるようになるはずです。
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