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音声アシスタント「Siri」は、文字どおりユーザーの音声に従ってさまざまな操作を代行してくれる機能です。iPhoneでもお馴染みの機能ですが、もちろんApple Watchでも使用できます。

Apple WatchでSiriを使うと、アプリの操作がとてもラクになります。

というのも、Apple Watchの画面を指で操作するよりも、「〜して!」と頼むほうが、簡単だからです。たとえば、カレンダーに予定を追加したいと思ったら、次のように話しかければOKです。

「ヘイSiri、10時に会議を設定」

やることはこれだけです。手首を上げて、しゃべるだけ。「確定」ボタンを1回タップする必要がありますが、たったそれだけで、カレンダーに予定を追加できるのです。もちろん、予定はiPhoneとApple Watchの両方に表示されるようになります。

ほかにも、マップ、リマインダー、メッセージ、タイマー、アラームなど、さまざまなアプリを手首の上で、声によって操作できます。

ここでは皆さんがすぐに試せるように、Apple Watch版Siriで使えるフレーズを、14の目的別に75本用意(iPhoneでも同じように使えますしました。iPhoneではあまりSiriを使わなかった人も、これを機会にぜひお試しください。

なお、Siriの設定や基本的な使い方については、次の記事をご参考に。


Apple WatchのSiriに自分と家族の関係を覚えてもらう方法

2015年5月17日現在の情報です。OSのバージョンアップ等で、仕様が変更になる場合があります。


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アラームをセットする

AppleWatchSiriフレーズ02
「○○時にアラームをセット」と話しかけると、「○○」の時刻にアラームをセットできます。時刻は「午前5時」「19時45分」というような指定の仕方でもOKです。
 

そのほかのフレーズ

「7時間後に起こして」
「6時半のアラームを7時に変更」
「7時のアラームをオフにして」
「アラームをすべて削除して」


タイマーをセットする

AppleWatchSiriフレーズ03
「タイマーを○○にセット」と話しかけると、「○○」の時間でタイマーをセットできます。通常、「タイマー」アプリでは分単位でしかセットできませんが、Siriを利用すれば秒単位でタイマーをセットできます。

そのほかのフレーズ

「タイマーを表示」
「タイマーを一時停止」
「タイマーを再開」
「タイマーを止めて」


日にち・曜日・世界の時刻を確認する

AppleWatchSiriフレーズ04
日にちや曜日、時刻をたずねると教えてくれます。
 

そのほかのフレーズ

「今年の大晦日は何曜日?」
「1年前の今日は何曜日?」
「ロンドンは今何時?」
「平成19年は何年?」(西暦で答えてくれる)


リマインダーにタスクを追加する

AppleWatchSiriフレーズ05
「○○とリマインド」と話しかけると、「○○」をリマインダーに追加できます。「○○を思い出させて」でもOKです。

そのほかのフレーズ

「午後5時に荷物受け取りとリマインド」
「DVD返却を思い出させて」
「朝7時に燃えるごみを出すこと」


カレンダーに予定を追加する

AppleWatchSiriフレーズ06
「○○と設定」と話しかけると、「○○」の内容でカレンダーに予定を追加します。「○○」の内容には、日にちや曜日、時刻を含められます。
 

そのほかのフレーズ

「明日午前10時に会議と設定」
「来週水曜10時に広告掲載についての会議をセッティング」
「10時に坂下君との会議を入れる」(イベント名に人名が入る)
「今日の予定は?」「木曜の予定は?」 
「坂下君に会うのはいつ?」 


電話をする

AppleWatchSiriフレーズ07
「○○(人名)に電話」と話しかけると、連絡先内の人物にApple Watchから通話を発信します。いきなり発信するのでご注意ください。連絡先内の人名は振り仮名がふってあるとSiriが判別できます。また、連絡先に「父」「姉」「妻」などの関係を登録している場合は、それも判別できます。
 

そのほかのフレーズ

「姉に電話して」
「坂下君の職場に電話」(連絡先内の固定電話へ発信)
「坂下君の携帯に電話」(連絡先内の携帯番号へ発信)
「自宅に電話して」


メッセージを送信する

AppleWatchSiriフレーズ08
連絡先内の人名に「○○と伝えて」と話しかけると、「○○」の内容でメッセージを作成し、送信できます。連絡先内の人名は振り仮名がふってあるとSiriが判別できます。また、連絡先に「父」「姉」「妻」などの関係を登録している場合は、それも判別できます。
 

そのほかのフレーズ

「妻に今日は遅くなるとメッセージ」
「太郎にお土産ありがとうというテキストを送る」
「新規メッセージを作成」(Siriのガイドに従ってメッセージを作成できる)


各地の天気を調べる

AppleWatchSiriフレーズ09
「今日の天気は?」とたずねると、現在地の天気を1時間ごとに表示してくれます。ほかにも、日にち、曜日、地名を含めてたずねることによって、世界各地の天気、降水確率、気温を調べることができます。
iPhoneで位置情報の利用をSiriに許可している必要があります。
 

そのほかのフレーズ

「明日の天気は?」「来週の天気は?」
「大阪の水曜の天気は?」「モスクワの月曜日の天気は?」
「ロンドンの日の出はいつ?」
「今日は傘がいる?」「外の気温は?」


近くのお店を探す、道順をたずねる

AppleWatchSiriフレーズ10
「○○のお店を探して」と話しかけると、近くの「○○」に関するお店を検索して表示します。「○○」には「中華料理」や「フレンチ」などでもOKです。
iPhoneで位置情報の利用をSiriに許可している必要があります。
 

そのほかのフレーズ

「このへんにパスタを食べられるお店はある?」
「近くのカフェを探して」
「魚のうまい居酒屋を探して」
「風邪薬が欲しい」
「新宿駅に徒歩で行く道順を教えて」
「スカイツリーまでの道順を教えて」
「渋谷から横浜までのルートを教えて」 


音楽を再生する

AppleWatchSiriフレーズ10-2
「○○をかけて」と「○○」にアーティスト名を入れて話しかけると、iPhoneの「ミュージック」アプリに保存してある、そのアーティストの曲を再生します。
 

そのほかのフレーズ

「坂本龍一の○○(曲名)をかけて」
「ジャンルがロックの曲を再生」
「○○のプレイリストを再生」
「○○のプレイリストをシャッフルして」
「再生」「一時停止」「スキップ」 


アプリを起動する

AppleWatchSiriフレーズ13
「○○を開いて」とたずねると、「○○」に該当するアプリケーションを起動します。
 

そのほかのフレーズ

「ストップウォッチを開始」
「Evernoteを起動」


Wikipediaの情報を表示する

AppleWatchSiriフレーズ11
Siriに「○○って何?」「○○について教えて」とたずねると、「○○」に関する情報をWikipediaから転載します。
 

そのほかのフレーズ

「太陽系について教えて」
「ロンドンの人口はどれくらい?」
「徳川家康の生年月日は?」
「高尾山の高さは?」


株価をたずねる

AppleWatchSiriフレーズ12
「○○の株価は?」とたずねると、「○○」という企業についての株価を表示します。
 

そのほかのフレーズ

「ヤフーの今日の終値は?」
「日経平均の調子は?」
「今日の株式市場は?」
「今日のナスダックは?」


Webで画像を検索する

AppleWatchSiriフレーズ14
「○○の写真を見せて」とたずねると、「○○」というキーワードに該当する画像をWeb検索して表示します。
 

そのほかのフレーズ

「ウミガメの赤ちゃんの画像を探して」
「スティーブ・ジョブズの写真を見せて」
「美しい写真を見せて」
「おもしろい写真を見せて」


……以上、14の目的別に、75本のフレーズを紹介しました。iPhoneに比べると、若干もたついた感じはありますが、今後の改善もあるでしょうから、今のうちに使い慣れておくといいと思います。


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