iPhoneヘルスケアアプリ01
iPhoneの「ヘルスケア」アプリは、サードパーティ製フィットネス系アプリに記録しているデータを読み込み、ダッシュボードに表示させることができます。

たとえば、「Nike+Running」「RunKeeper」などに記録しているランニングデータ、「Cyclemeter」に記録している自転車の走行距離など。

また、体重・体脂肪率・BMIなどを記録できるアプリ——たとえば「Health Mate」や「PopWeight」など——を使っている場合も、それらの健康データを「ヘルスケア」のダッシュボードに表示させ、一元管理できます。

もちろん、心拍数データならば、Apple Watchから取得することも可能です。

この記事では、そうした他社製アプリで記録しているデータを「ヘルスケア」に表示させる方法を、目的別に2つのパートに分けて紹介します。


関連3: 運動習慣がある人のためのApple Watchの効果的な使い方

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アクティブカロリー、ウォーキング+ランニングの距離、ワークアウトの時間を表示させる

ここでは「RunKeeper」を例にしますが、「Nike+Running」その他のフィットネス系アプリも似たような手順で行えますので、参考にしてみてください。


1.ヘルスケアとアプリを連係させる

iPhoneヘルスケアアプリ02
「RunKeeper」の「設定」→「アプリ、サービス、およびデバイス」を開き、「ヘルスケア」と接続を開始します。他のフィットネス系アプリにも、似たような設定項目があるので探してみてください。

2.連係させたいデータを選択する

iPhoneヘルスケアアプリ03
続いて表示される画面で、「ヘルスケア」に連係させたいデータを選択します。
  • 上段「書き込みを許可」……「ヘルスケア」アプリに「RunKeeper」のデータを読み込む
  • 下段「読み出しを許可」……「RunKeeper」に「ヘルスケア」からデータを読み込ませる
他のアプリも同様です。基本的には上段、下段とも、同じ項目をオン・オフしておくと良いでしょう。

3.ダッシュボードへの表示をオンにする

iPhoneヘルスケアアプリ04
「ヘルスケア」アプリで「ヘルスケアデータ」→「フィットネス」を開き、先ほど「RunKeeper」でオンにした項目と同じものを開き、「ダッシュボードに表示」をオンにします。

iPhoneヘルスケアアプリ05
上記でオンにした項目がダッシュボードに表示されました。以後、「RunKeeper」で記録したデータは次のように処理されます。

iPhoneヘルスケアアプリ06
「カロリー」→ダッシュボードの「アクティブカロリー」へ
「距離(KM)」→ダッシュボードの「ウォーキング+ランニングの距離」へ
「時間」→ダッシュボードの「ワークアウト」へ

他のフィットネス系アプリも似たような形で処理されます。アプリによっては「自転車の走行距離」や「NikeFuel」といった項目も、ダッシュボードに表示可能です。

補足:あとから連係データを変更したい場合は?

iPhoneヘルスケアアプリ07
「ヘルスケア」アプリの「ソース」を開き、連係中のアプリをタップします。連係可能なデータが表示されますので、必要なものをオンに、不要なものをオフにすればOKです。
複数のフィットネス系アプリで同じ項目を重複してオンにしていると、すべて合算されて「ヘルスケア」に表示されるため、どれがどれだか分からなくなるので注意しましょう。

補足:フィットネス系アプリはどうやって歩数や距離を測定している?

「RunKeeper」や「Nike+Running」、「Cyclemeter」などのフィットネス系アプリは、iPhoneのGPSおよびモーションコプロセッサから歩数や距離を測定しています。

iPhone 5sには「M7」、6&6 Plusには「M8」というモーションコプロセッサが搭載され、ユーザーの身体の動きを監視しています。その活動データを「RunKeeper」や「Nike+Running」が利用しているというわけです。

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iPhoneの「設定」→「プライバシー」→「モーションとフィットネス」を開くと、モーションコプロセッサを利用しているアプリを確認でき、利用の許可をオンオフできます。ここでオフにしたアプリは、正確なデータ測定ができなくなるので注意しましょう。

ヘルスケアに体重、体脂肪率、BMIを表示させる

運動データだけではなく、体重や体脂肪率など、毎日変動する身体の「推移データ」も「ヘルスケア」のダッシュボードに表示させることができます。ここでは、体重と体脂肪率をとても簡単に入力できる「PopWeight」を例に、その方法を紹介します。


1.体重と体脂肪率を入力する

iPhoneヘルスケアアプリ10
「PopWeight」はグラフ上の「+」をドラッグして止めるだけで、簡単に体重(Weight)と体脂肪(Body Fat)を入力できます。キーボードは必要ありません。

2.ヘルスケアと連係する

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「PopWeight」左上の歯車アイコンをタップして「設定」→「Appleヘルスケア」をオンにします。続いて、連係させたいデータをオンにします。

iPhoneヘルスケアアプリ12
「コピーする」をタップして、ヘルスケアに既存の体重や体脂肪率のデータを書き込みます。

3.体重や体脂肪率をダッシュボードに表示させる

iPhoneヘルスケアアプリ13
「ヘルスケア」アプリで「ヘルスケアデータ」→「身体測定値」を開きます。ここで「PopWeight」でオンにした「体重」「体脂肪率」「ボディマス指数(BMI)」などの項目を開き、「ダッシュボードに表示」をそれぞれオンにします。

iPhoneヘルスケアアプリ14
上記でオンにした項目がダッシュボードに表示されました。以後、「PopWeight」で記録した体重、体脂肪率、BMIが自動的に表示されるようになります。

まとめ

このように、「ヘルスケア」は単体では「歩数」「上った階数」「移動距離」を表示できて便利ですが、他社製アプリと連係することで、さまざまな健康データをこのアプリ1つで管理できるようになります。

まだ使ったことのなかった人はぜひお試しください。



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