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Apple Music(アップルミュージック)は、Appleが提供する定額の音楽配信サービスです。2015年7月1日より提供が開始されました。 

ここでは、まだ使ったことのない人にむけて、サービス内容、システム、便利な点、使い方の注意点などをまとめました。既に使用中の方でも、ちょくちょく感じる疑問にも答える形となっています。

2016年11月6日、iOS 10で検証し直し、全面改訂しました

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利用料金はいくら?

Apple Musicに申し込むと、初回3ヶ月は無料で制限なしで利用することができます。これはiTunes / App Storeのアカウントにサブスクリプション(定期講読)という形で登録されており、無料期間が終わると月額料金をApple IDに登録してあるクレジットカードに請求されます。
  • 個人……月額980円。1つのApple IDで1人のみ利用可。
  • ファミリー……月額1,480円。iCloudのファミリー共有を利用して、1つのApple IDによる支払いで最大6人までサービスを利用可。
無料トライアルの3ヶ月が終わる前に、自動更新をオフにして支払い請求をストップすることも可能です。 初心者の方は、当ブログ内の記事を参考に、次の順番で利用を開始するのがおすすめです。  

どのデバイスで利用できる?

Apple Musicを利用できるデバイスは次の通りです。
  • iPhone、iPad、iPod touchなどのiOSデバイス(iOS 8.4以降)
  • Apple Watch(iPhoneから曲を同期して利用)
  • Mac、Windows(iTunes 12.2以降)
  • Android(4.3以降)
  • Apple TV(第4世代) 
iOSデバイス、iTunes、Android端末は、無料メンバーシップの申し込みを直接行うことができます。

Android端末でApple Musicを楽しみたい方は、当ブログのAndroidカテゴリを参考に。
→ Android版Apple Musicの使い方

Apple WatchはペアリングされたiPhoneから曲を同期して、オフラインで聴くことができます。

Apple TVは第4世代以降でしたら利用可能。iPhoneなどで利用中のアカウントを設定すればOKです。
新型Apple TV(第4世代)でApple Musicを楽しむ方法

Apple Musicっていったい何ができるの?

メンバーシップに加入すると、「ミュージック」アプリを利用して、さまざまなジャンル・アーティストの曲が数千万曲以上聴き放題になります。以下、「ミュージック」アプリのメインメニューに表示される「ライブラリ」「For You」「見つける」「Radio」の順に、できることを紹介します。

ライブラリ〜個人の音楽ライブラリ〜

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ライブラリ」は以下のコンテンツをまとめて管理できる、自分専用の音楽ライブラリです。
ライブラリで管理できるコンテンツ
  1. Apple Musicから追加した曲、アルバム、プレリスト
  2. iTunesで管理しているCDの曲、アルバム、プレイリスト
  3. iTunes Storeで購入した曲、アルバム、プレイリスト
これらのコンテンツは「iCloudミュージックライブラリ」に保存されたコンテンツとまったく同じであり、iCloudを経由してiPhone、iPad、iPod touch、パソコンなど複数のデバイスと同期されます。
なお、Apple Musicに会員登録していない場合、iCloudミュージックライブラリは利用できないため、「ライブラリ」の欄には2〜3番のみが表示されます。


For You (フォーユー)〜おすすめのプレイリスト〜

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「For You」はApple Musicの会員のみ利用できる機能です。初期設定で登録したお気に入りのジャンルやアーティストの情報に基づいて、音楽のエキスパートがプレイリストやアルバムをおすすめしてくれます。おすすめされたプレイリストはタップ一発で「ライブラリ」に追加できます。


Connect
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また、For Youの画面を下にスクロールすると「Connect」も利用できます。「Connect」は「ライブラリ」に追加した(または任意に選択した)アーティストをフォローし、「いいね!」したりコメントを書き込んだりできる機能です。

この機能はApple Music非会員でも利用できます。

見つける〜新着ミュージックを見つける〜

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「見つける」は新着ミュージック、アーティスト、ニューシングル、おすすめのプレイリスト、限定アルバム、ビデオなどの「新着情報」が表示されるセクションです。ここに表示された曲などは「ライブラリ」に追加できます。新しい曲やアーティストを探している人は開いてみると良いでしょう。

なお、Apple Musicの非会員でも表示はできますが、曲、アルバム、プレイリストをライブラリに追加するには会員登録が必要です。

Radio〜ラジオ番組とステーションの再生〜

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「Radio」では「Beats1番組」と「Radioステーション」という2つのラジオを楽しめます。「Beats1番組」とはロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンのスタジオから毎日24時間ノンストップでオンエアしているラジオです。「Radioステーション」はジャンル別のおすすめのラジオや番組です。また、Apple Music内の曲から自分で作成したラジオステーションも、ここに表示されます。

なお、Apple Musicの非会員でも表示は可能で、Beats1番組を楽しむこともできます。ですが、Radioステーションを再生するには会員登録が必要です。 

音楽をダウンロードしてオフラインで聴ける?

曲はiPhoneやiPadにダウンロードしてオフラインで聞くことができます。具体的な方法については次の記事を参考にしてください。

Apple Musicの曲をオフラインで再生する方法 

複数デバイスでライブラリを同期するには?

iPhoneやiPadなど異なるデバイス間でも、Apple Musicに同じApple IDでサインインすることで、曲、アルバム、プレイリストがiCloudミュージックライブラリを経由して同期されます。
ただし複数のデバイスで、同時に曲を再生することはできません。具体的な同期設定、使い方などは次の記事を参照ください。

iCloudミュージックライブラリとは?

これについては別記事を参考にしてください。


iTunesからアップロードされた曲は音質が変わり、DRMが付くって本当?

楽曲データによって異なります。音質が下がるもの、上がるもの、DRMが付くもの、付かないものといくつか「変換パターン」があります。それについては、次の記事で徹底検証していますので、大事な楽曲データが変わってしまわないように、ぜひご覧ください。

【検証】iTunesから「iCloudミュージックライブラリ」にアップロードされた曲がどう変換されるのか確認してみた

Apple Musicの曲をAirPlayで聴くことはできる?

Apple TVなどの対応機器があれば聴けます。使い方は次のようにします。

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画面下のミニプレーヤーをタップして、再生中の曲をフルサイズのプレーヤーで表示します。音声出力のアイコン→「Apple TV」というように出力先を切り替えればOKです。 

また、音楽をバックグラウンド再生中なら、コントロールセンターを開き、「AirPlay」→「Apple TV」というように出力先を切り替えることも可能です。 これは第3・4世代のApple TVで共通して利用可能です。

参考:iOS「AirPlay」の使い方 (第3世代ユーザー向け)

参考:新型Apple TVでApple Musicを楽しむ方法(第4世代ユーザー向け)

使って思ったんだけど「次に再生」と「後で再生」の違いは?

  • 次に再生……再生リスト(キュー)の先頭に曲を追加します
  • 後で再生……再生リスト(キュー)の後尾に曲を追加します
もっと詳しく使い方なども知りたい方は、次の記事を参考に。

Apple Musicの「次に再生」「後で再生」の違いと使い方

無料トライアル終了後、iPhoneやiTunesライブラリはどうなってしまうの?

Apple Musicと「iCloudミュージックライブラリ」がオフになります。詳細は次の記事を参考に。

→ Apple Musicの無料トライアル終了後、iPhoneの「My Music」がどう変わるのか確認してみた

→ Apple Musicの無料トライアル終了後、iTunesライブラリがどう変わるのか確認してみた

Apple Musicを再契約するとiCloudミュージックライブラリは復活する?

復活します。どうなるかは次の記事を参考に。

→ Apple Musicに再登録するとiCloudミュージックライブラリ内の曲は復活するのか?

その他、当ブログの「目次」を参照してください

Apple Music関連の記事が増えたため、見やすい「目次」を作成しました。気になる使い方を試してみてください。

Apple Music使い方 目次

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