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Apple Watch発売直後から、量販店やオンラインストアで品薄状態が続いていたミラネーゼループですが、最近ではApple公式サイトや直営店で、欲しいときにいつでも購入できるような状況に変わりました。

以前、ミラネーゼループのバンドを単品で欲しくなり、量販店に予約注文したのですが、1か月経っても連絡はなく、予約レシートがぼろぼろになってしまったという記事を書いたことがあります。


このときは、意地でも量販店から買おうと思っていたのですが、オンラインストアや直営店に在庫があるのがわかっているのに、待っている自分が馬鹿らしくなってきたため、いったん予約をキャンセルしました。「いつでも買える」状況であるならば、本当に欲しいときに買えばいいじゃないか、と考え方を切り替えたわけです。

そして先日、ついにApple公式サイトから購入しました。会社勤めを始めたため、ピシッとした服にスポーツバンドは似合わないと思ったためです。ミラネーゼループのバンドならば、アルミニウムのApple Watchに装着しても違和感がないことは試着して確かめていましたし、Web上の感想を見ていても問題ないことはわかっていました。

さて、ここでは10日間装着し続けてみた感想を、ミラネーゼループバンドが気になっている方へ向けてレポートしたいと思います。


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アルミのApple Watchに合うバンドはスポーツ以外だとこれしかないのでは?


全38モデルの中で最も売れているのが「アルミ本体+スポーツバンド」を組み合わせた「Apple Watch Sport」です。

おそらく多くのApple Watchユーザーがこのスポーツモデルを所有していると想像しますが、問題になるのは「バンドを着せ替える楽しみがあまりない」ということです。

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ステンレススチール製のApple Watchであれば、スポーツバンドもミラネーゼも、リングブレスレットも、クラシックバックルも、全部マッチするでしょう。鏡面仕上げのぴかぴかの本体には高級感があり、さまざまな種類のバンドに合うようにデザインされています。

それに対して、スポーツモデルのApple Watch本体はアルミニウム製で、マットな表面をしています。デフォルトのスポーツバンドならマッチするでしょうが、他の高級感のあるバンドと組み合わせた場合、違和感が生じる可能性があります。

そこで目を付けたのが、ミラネーゼループのバンドです。スポーツタイプのApple Watch本体は、ブラックモデルを除けば、すべて色はシルバーです。一方ミラネーゼループもステンレススチール製ではありますが、色はシルバーです。

この「シルバー+シルバー」の組合せなら、ボディとバンドの素材の違いをあまり際立たせることなく、マッチするのではないかと思ったわけですね。

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さて、実際に付けてみた感じはこのようになります。正面から見ると、黒い文字盤のほうに目がいきますね。で、Apple Watch本体の側面をおおっているアルミニウムはあまり目立ちません。それよりも、腕に巻いているバンドの方に目がむくでしょう。つまり、ボディとバンドの違和感は最後に立ち現れてくる程度です。

おそらく、Apple Watchにすごく詳しい人じゃなければ、違いはわからないと思います。

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日に当たるときらきら光ります。これはスポーツバンドにはない高級感があります。

メッシュ地になっている部分は柔らかく付け心地がいいです。夏期で暑いので、汗でむれてきますが、それはどのバンドも同じです。むしろ、メッシュ地になっているおかげで通気性はいいように感じます。汗をかいてきたら、マグネットの部分を少しゆるめれば涼しくなりますし。

ただし、メッシュには細かなすき間があるため、「腕の毛が挟まる」ことがあります。たまにちくちくするときがありますが、気になったのは最初だけで、2〜3日後にはまったく気にならなくなりました。

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側面から見てみましょう。バンドの留め金の部分と本体部分の素材がはっきりわかります。留め金の部分が鏡面仕上げになり、映り込みがありますが、本体のアルミ部分にはありません。

こうして見ると、いかにもApple Watch Sportにステンレス製のバンドを装着したな、とわかります。

しかし、このような急角度から見ない限り、実際違いにはあまり気づきません。しかも、この場合は、一眼レフを三脚に立て、バック紙を敷いて撮影しているため、はっきり違いがわかるーーというに過ぎません。

最初に掲載した屋外の写真と見比べてみてください。屋外のほうが、より自然な状態の「アルミ+ミラネーゼループ」の印象に近いです。そんなに時計を間近で凝視するなんてことはありませんから、ぱっと見の印象に違和感がなければいいのです。

手持ちのブランド品に、ZARAやユニクロを組み合わせた、いわゆるプチプラのコーデも、ぱっと見の印象を重視しています。1つ1つ素材を凝視して「これは安物、これは高級」なんてことは、専門家でなければしないでしょう。

この「アルミ+ミラネーゼバンド」の組合せは、そうしたプチプラのコーデに近いのではないかと思えてきます。

もちろん、Apple Watch自体、高い買い物で、けっして安物ではないのですが……もうちょっと値段下がらないものですかね……?腕時計としてなら高くはないでしょうが、やっぱり今のところガジェットっぽいニーズで買われているように思えますし。

金属製のバンドを使っている人におすすめの充電スタンド

ステンレススチール製のバンドを使っている人におすすめの充電スタンドは、バンド部分が擦れないように作られた製品です。

私が愛用しているのは、「Twelve South HiRise for Apple Watch」という製品です。 

これはApple Watchがなるべく傷つかないように、金属の触れる部分にシリコンゴムとラバーを配置した充電スタンドです。

別記事でレビューしているので、詳しく知りたい方はご覧ください。

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ミラネーゼループのバンドが回り込む部分にシリコンゴムがはめ込まれており、ポンとかけたときに、傷が付く心配がありません。

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裏側から見てみると、ミラネーゼループのバンドが余った部分にラバーが敷いてあり、これも傷が付くのを防いでいます。

仕事で疲れてかえってきて、Apple Watchを充電しようとしたとき、ポンと適当にかけておけるので、非常にラクチンです。傷つく心配もありません。

値段は少々お高いですが、リングブレスレットを使っている人にも、おすすめできます。

また、「もっと安価な充電スタンドが欲しい」という方には、「Spigen Apple Watchスタンド S330」がおすすめです。

Amazonで長い間「ベストセラー1位」になっている人気のアルミ製の充電スタンドです。シンプルなデザインがMacっぽいので、Apple製品にマッチします。

ただし、この製品は、バンドを保護するようなデザインをしていません。

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ミラネーゼループをサッと外してポンとかけると、このようにアルミの底の部分に当たり、擦れてしまいます。アルミとステンレスが擦れる音がするため、それがいやな人もいるとは思います。

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擦れるのが嫌な人は、このように腕から外すたびに、バンドを短くしてからスタンドにかける必要があります。

まあ、気にしなければそれで済むことですが……。

というわけで、金属製バンドを気楽にかけておきたいなら「Twelve South HiRise for Apple Watch」がおすすめ。また、擦れるのを気にしないとか、そのつどバンドを短くするのが億劫ではなく安い方がいいという人には「Spigen Apple Watchスタンド S330」をおすすめします。

まとめ

「プチプラ」ということであれば、実際には「ステンレス製のボディ+サードパーティ製バンド」の組合せが、最もバリエーションに富むことは百も承知ですが、スポーツタイプのApple Watchだってバンドを交換する楽しみが欲しいところです。

現状、Appleの純正品では、スポーツバンド以外では、ミラネーゼループ一択のような気もしますので、ちょっと寂しいというの本音です。ただ、ミラネーゼループを持っていれば、将来的にステンレス製のApple Watchに乗り換えたときにも、流用できるので、持っていて損はないでしょう。また、次期Apple Watchが発売しても、バンドがそのまま使えるのであれば、これも持っていて損ではないでしょうね。

スポーツタイプのApple Watchを購入している方で、スーツなどに合わせたい方、あるいはちょっと雰囲気を変えたいという方は、ミラネーゼループのバンドを検討してみてはいかがでしょうか?

関連:Apple Watchのバンドの交換方法




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