iPhoneやApple Watch、Mac関連のアプリやサービス、アクセサリなどのメーカーが新製品のプレゼンを行い、会場では実際に触ったり試したりしながら、格安で購入できます。また、ジャーナリストの林信行さんによる基調講演も行われました。
出展企業一覧
アクロニス・ジャパン株式会社
トリニティ株式会社
株式会社AndMesh
株式会社アクトツー
松葉製作所
株式会社西日本メディカル(EURO STYLE)
株式会社MetaMoji
株式会社HGSTジャパン
シュピゲンジャパン株式会社
株式会社ライテック
株式会社 MJSOFT
アドビ システムズ 株式会社
株式会社アピロス
サンワサプライ株式会社
パラレルス株式会社
gadget square
加賀ハイテック株式会社
フォーカルポイント株式会社
株式会社ニットー
商品協賛企業一覧
株式会社HGSTジャパン
株式会社TRA チーロマート
株式会社バード電子
株式会社PFU
日本マイクロソフト株式会社
株式会社エアリア
で、私は個人的にApple製品が好きでこのようなブログを書いていますし、本業のほうでもずっとApple製品に関係してきましたので、同じ志を持つ仲間を求めて行ってみることにしました。
全体的なリポートに関しては、次のレポートが参考になります。
書ききれないので、以下、個人的に「これは!」と思った製品やサービスだけご紹介します。
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指伝話
「指伝話」は、あらかじめiPhoneやiPadに登録していたテキストを、音声にして伝えるアプリです。
とても滑らかな音声でテキストを読み上げます。日本語、英語、男性、女性など好みの設定が可能で、自分で好きなテキストを登録することが可能です(有料版のみ)。
iOSにもアクセシビリティの設定で「Voice Over」をオンにすると似たような機能が使えますが、この「指伝話」はアプリ内に登録された、日常的に使えるフレーズをニーズ別に登録しておき、必要に応じて読み上げることができます。
開発者の高橋氏によると、これは元々満員電車のなかで声を出さずに意志を伝えられたら便利かも……というアイデアがきっかけで生まれたそうですが、徐々に喉頭癌などで声を失った方にとって役に立つアプリへと変わっていったそうです。
元々iOSの「アクセシビリティ」は、事故や病気で身体が思うように動かなくなった方、高齢者の方などがコミュニケーションを取るために用意されている機能です。この機能は実によくできていますし、iPhoneだけでなく、特にiPadでは多くの人に活用されています。
先日、国際福祉機器展を見に行ったのですが、そこでは「アクセシビリティ」がタブレットやPCの最重要機能として頻繁に取りあげられていました。もちろんAppleだけではなく、MicrosoftもWindowsやOfficeに「アクセシビリティ」機能をずいぶん前からーーWindows 95の時代から搭載していると聞きました。
で、この「指伝話」も、当初の開発目的とは異なり、いまや身体の不自由な方のコミュニケーションツールとして活用されているのです。
ある整形外科医は声を失ってからもなお、iPadで「指伝話」を使って患者さんとのコミュニケーションをとり、最期まで使命を全うしたと言います。
障害があるとか、高齢で身体が思うように動かない……といった場合でも、そこで諦めてしまうのではなく、今ある身近な道具やテクノロジーを積極的に使うことで、できることを増やし、社会参加のハードルを下げていくことが重要といわれています。
そうした、身近な道具やテクノロジーをうまく使い、社会参加へつなげていく知恵と技術は「あるテク」と呼ぶそうです。
詳しい説明はできないので省略しますが、もっと知りたい方は、次の書籍を参考にしてみてください。
会場で「指伝話」をプレゼンする高橋氏。実演はまるで本人が喋っているようでした。
なお、「指伝話」アプリを購入し、「#augmtokyo #yubidenwa」と付けてツイートまたはFacebookに「指伝話買ったよ」と伝えると、同じ本数のアプリを特別支援学校にプレゼントしてくれるそうです。
興味のある方はぜひ。
デジタル野帳「eYACHO」
mazecとか7notesとかsu-penなんかで有名なMetaMoJiが、大林組と共同開発し、建設業界向けにリリースした「eYACHO」という手書きノートアプリ。これは、現場の「待ったなし」の状況で、紙のノート(野帳)の代わりとして、スピーディかつタフに使うことを目的に開発されました。
詳しいことは業務用なので何とも言えないのですが、手書き、ToDo、手書きと音声録音の同期、Googleカレンダーの同期など、一般向けに広げてくれたら、めちゃくちゃ便利な紙のノートの代わりに使える!と思わせてくれそうなアプリです。
MetaMoJiの浮川社長が実演しながらプレゼンしていたのですが、「eYACHO」を一般向けにも出してくれたら、iPad mini 4かAir 2を買ってもいいかなと思ってしまうほどでした。あまりに楽しそうに説明して下さるので。
持ち運びできるApple Watch充電スタンド「CARRY」
iPhone用の強化ガラス保護フィルム「クリスタルアーマー」で知られるアピロスがプレゼンした製品のなかでも、特に注目したのが、Apple Watchを持ち運びできる充電スタンド「CARRY」です。
革製の小銭入れみたいな形をしていますが、ボタンを外して開くと……
……Apple Watchの充電ケーブルと電源アダプタが入っています。ケーブルは2メートルもあるのでかさばりますし、こうして持ち運べるのはスッキリしていい感じです。
それをくるくる丸めると直立するので、Apple Watchをポンとかけると、充電スタンドに早変わりします。もちろん横置きなので「ナイトスタンドモード」対応です。
これはすごくいい。一般的なスタンドだと、どうしてもカバンに入れるとかさばるのですが、これはぜったいにかさばりません。出張の多い方にはすごく便利でしょう。
「Photoshop Fix」はiPadやiPhoneのタッチ操作で、本格的なレタッチや復元ができるアプリです。
Photoshopに搭載されている各機能が豊富に用意されているのは嬉しいですね。
「Photoshop Mix」はレイヤーを使った合成アプリです。これもAdobe IDがあれば無料。Photoshopでお馴染みの乗算、比較、スクリーン、オーバーレイなどのブレンド機能を使いたい人は、インストールしておいて損はないでしょう。
iPhoneを覆うケースと自由に回転・移動するカバーにより、 iPhoneをヌンチャクのように振り回すことができる今までにないiPhoneケースです。
外で使うかどうかは別として、レアなものをいただきました。
素材もイタリア製のオイルレザーを使っていて、使い込むと味が出てくるといいます。革なので金属製のバンドを傷つける心配もないです。充電マグネットの部分にも革があるんですが、それを通してもちゃんと充電できるとのこと。
AdobeのPhotoshop Fix&Mix
「Photoshop Fix」はiPadやiPhoneのタッチ操作で、本格的なレタッチや復元ができるアプリです。
会場では、顔写真を笑顔にしたり、小顔にしたり、目を大きくしたりという実演がされました。写真内の顔を自動で認識するので楽です。あとは変えたいポイントを選んで、スワイプするだけで行えます。
Photoshopに搭載されている各機能が豊富に用意されているのは嬉しいですね。
Adobe IDでログインすれば、無料で使えるので、iPhoneでレタッチしたい人は、これ1つあれば十分ではないかと思いました。
「Photoshop Mix」はレイヤーを使った合成アプリです。これもAdobe IDがあれば無料。Photoshopでお馴染みの乗算、比較、スクリーン、オーバーレイなどのブレンド機能を使いたい人は、インストールしておいて損はないでしょう。
無駄にかっこいいヌンチャク系ケース「iPhone Trick Cover」
飛び入りで3分間だけプレゼンをすることになったニットーの「Trick Cover」はすごいiPhoneケースです。
iPhoneを覆うケースと自由に回転・移動するカバーにより、 iPhoneをヌンチャクのように振り回すことができる今までにないiPhoneケースです。
YouTubeを見てもらったほうが早いかもしれません。
開発者の藤沢氏いわく「無駄にカッコイイでしょ」ということですが、めちゃかっこいい。駅の改札を通るまえに、iPhoneをチャッと回転させてSuicaをピッと当てる、これはぜひやってみたいですね。
ニットーはプレス金型や板金加工などの町工場ですが、クラウドファンディングにより出資を募り、このiPhone Trick Coverを作ったと言います。そのエピソードも面白い。
まとめ
ほかにもたくさん魅力的な製品が紹介&販売されていたのですが、書ききれないので、別の機会に譲りたいと思います。
AUGMには今回はじめて参加したのですが、みなさんけっこう顔なじみらしく、新参者が輪の中に入っていくには多少図々しい方がいいかもしれませんね。
私は図々しく入っていったのですが、みなさんあたたかく迎えてくれましたので、楽しい時間を過ごせました。
懇親会の後半には、じゃんけん大会をやるそうですが、私はParallelsの折りたたみ傘をいただきました。ブログ内でもParallels Desktopをよく取りあげているので嬉しいです。
外で使うかどうかは別として、レアなものをいただきました。
AUGMは年に何回か、東京以外でも大阪とか神戸など全国の拠点で開催されているみたいですので、お近くの方は気軽に参加してみてはいかがでしょうか。
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