以前、当ブログでParallels Desktop 10上のWindows 8.1を10に移行する方法をご紹介しました。
その方法は、Windows10のリリースが間もない頃の特殊なもので、一般的なやり方とは異なります。
上記の方法は、Windows 10リリース直後のやり方で、正攻法ではありません。また、Parallels Desktop10はWindows 10を正式にサポートしているわけではないので、使っているうちに不具合が生じる可能性もなくはありません。
現在、一般的には、Macの仮想マシンにWindows 8.1がインストールされていると、Windows10へアップグレードが期間限定・無料で行えるとアナウンスされます。クリックして画面の指示に従っていくと、とてもカンタンに「8.1→10」へのアップグレードができるようになっています。
何らかの理由で、Parallels Desktop上の仮想マシンをWindows 10に変更したい方の参考にと思い、ここでは「Parallels 10→11」と「Win8.1→10」へのアップグレード手順を両方紹介します。
Macユーザーなら、YosemiteからEl Capitanへ無料アップグレードするような感覚で、とてもカンタンに行えます。「Windowsってここまで簡単になったんだと」驚くぐらい、スムーズでした。
Macユーザーなら、YosemiteからEl Capitanへ無料アップグレードするような感覚で、とてもカンタンに行えます。「Windowsってここまで簡単になったんだと」驚くぐらい、スムーズでした。
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導入コストをチェック
現在、MacにインストールされているParallels Desktopのバージョンによって、Windows 10導入へのコストが違ってきます。パターン別に整理しましょう。
パターン1:はじめてMacに仮想Windows 10を導入する人
導入コスト
Parallels Desktop 11:6,452円
Windows 10 Home:14,800円
合計:約21,252円
Windowsパソコンを買うよりは安く済みます。Macのスペックが高ければ、動作的には特に不満は出ないでしょう。
最初にMacにParallels Desktop 11をインストールし、その後Windows 10の仮想マシンを作成すればOKです。
↑上記リンクと同じような手順で、両方インストール可能です。
パターン2:旧バージョンを使っている人(本記事の読者対象)★
現在の環境:Parallels Desktop 10+Windows 8.1
↓↓↓
導入コスト
Parallels Desktop 10→11へのアップグレード:5,300円
Windows 8.1→10へのアップグレード=0円
合計:5,300円
今回、紹介するのはこのパターン2の方法です。
手持ちのMacBook Air 13inch mid2013(256GB SSD/OS X EL Capitan)で動作確認をしました。コスト的にはParallels Desktop 10のアップグレード代がかかるだけとなります。
手持ちのMacBook Air 13inch mid2013(256GB SSD/OS X EL Capitan)で動作確認をしました。コスト的にはParallels Desktop 10のアップグレード代がかかるだけとなります。
というわけで、手順を紹介していきます。
Windows 8.1とParallels Desktop 10をアップグレードする
WindowsとParallels Desktopのどちらを先にアップグレードするか?
たぶんですが、どちらでも構わないです。
私の場合は、先にWindows 8.1→10にアップグレードしてから、Parallels Desktop 10→11にアップしました。おそらく逆のほうが適切だと思うのですが、これで問題なくいけました。
以下、その手順。
Windows 8.1を10にアップグレードする
タスクトレイに「Windows 10を入手する」というアイコンが表示されるのでクリックし、「今すぐアップグレード」をクリックします。
ファイルのダウンロードが始まり、このような画面が出たら利用規約に同意します。
「今すぐアップグレードを開始」をクリックします。
この画面が表示されたら、「次へ」をクリックして初期設定します。ここまで、1時間もかからない程度です。
以上で、Windows 8.1→10へのアップグレードは終了です。お疲れ様でした。
Parallels Desktop 10→11へアップデートする
続いて、Parallels Desktopのバージョンを11にします。Windows 10に正式対応しているので、余計なトラブルに時間を割きたくない人は、アップデートしておいたほうがいいでしょう。5,300円です。
Parallels Desktop 10を起動して、メニューから「更新をチェック」をクリック。「詳細」をクリックします。
公式サイトに飛びますので、「今すぐアップグレード」などのボタンをクリック。
クレジットカードなどで支払いを済ませます。私はクレカで支払いました。
支払いが終わると、プロダクトキーとダウンロードリンクの付いたメールが送信されてきます。インストーラをダウンロードし、画面の指示に従ってインストールしましょう。
インストール後、自動表示される画面でParallels Desktopのアカウントを入力してサインイン。続いて、先のメールに記載されているプロダクトキー(アクティベーションキー)を入力すればセットアップ完了です。
あとは、いつものように仮想マシンからWindows 10を起動すればOKです。
画面左下では、iOSのSiriみたいな音声アシスタント「Cortana(コルタナ)」もMacから利用できるようになります。
「今日の天気は?」などと話しかけてみてはいかがでしょう?
「今日の天気は?」などと話しかけてみてはいかがでしょう?
まとめ
以上、
- Windows 8.1→10(無料)
- Parallels Desktop 10→11(5,300円)
で、Mac上の仮想マシンを最新のWindowsにアップグレードする方法を紹介しました。
私の場合、MacBook Air 13inch mid2013(256GB SSD/OS X EL Capitan)にインストールした場合の動作ですが、特に不満はありませんでした。普通にWindows 10が動きます。
文書作成とWebがメインですが、この環境でしばらく持ちそうです。
MacでWindows 10を使いたい人におすすめします。
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